絞扼性腸閉塞の診断が出るまで
下の子、コッコ2(1歳1ヶ月)が「絞扼性腸閉塞」という未知の病気で緊急手術&入院している。
忘れないように、経緯をまとめておきます。
2017/10/3 0時
嘔吐。最初は離乳食、ミルク。徐々に胃液?黄色いモノが出続ける。
5時
ひとまず救急相談、#7119 に掛ける。状況説明したところ、「救急へ行った方が良い」と言われる。専門家からの後押しは大きい。
タクシーアプリでタクシーを呼んで、近くの大学病院附属へ。
6時半
救急(小児内科)で口腔が赤い事。血液検査、レントゲン。2ヶ月前に患ったアデノウィルス胃腸炎に似たようなモノでは?と診断。
ウィルスは対処療法。感染症患者用のベットがないから気になるようなら…と、近くの総合病院の紹介状を貰い、帰宅を命じられる。
10時
帰宅しようとタクシーに乗ったところ、また嘔吐。黄色。前とは全然違うぞ?こりゃヤバイ…と病院の敷地を出ず救急に戻る。
別の小児科医に診て貰ったが、喉が赤いから、ウィルスでは?と転院を勧められる。
11時半
転院させられた病院で血液検査。ウィルスは全て陰性。
他の視点でと、エコー、造影剤で確認したところ、小腸がかなり怪しいと診断。CTを撮ったが、深くまでは分からない。小児内科では対応無理と言われ、小児外科に転院。
16時半
何故かまた元の大学病院に戻り、小児外科の科長様登場!CT検査を20〜30分、じっくり行ってくれた結果、小腸がソーセージの様にパンパンになっている。大腸は問題ない。外からでは分からないけど、腸捻転及び腸閉塞の疑い。壊死が怖いので、腹腔鏡手術、開腹手術を行うことに決定。
18時
帰宅途中の夫。乗り換えの駅で、突然電話口で手術の同意を求められる。状況が飲み込めずテンパるが、同意。こっちは私に任せて、コッコのお迎えに走る。
19時15分
タイミング良く寝たコッコ2。
医師2名以上、麻酔医2名、看護師4名のすごい体制で、手術スタート。
20時半
夫とコッコが病院に来る。手術は終わらない。
21時15分
手術は2時間経過。明日も保育園があるコッコの為に、2人は帰る。
22時15分
終わらないので、小児科内で待つことに…申し訳ないが、ただただ眠い。コッコを産んだ時の陣痛を思い出した。
23時15分
終わったとの知らせ。実に4時間の手術。生きていてくれた!というありがたさと、眠くて目が開かないというアンバランス…
23時45分
執刀してくれた小児外科長から手術の説明を受ける。
すごく特異な小腸の捻転。血行障害があったが、揉んだら治ったとのこと。壊死なし。切除なし。ただし、腹部が痛くなった時に盲腸疑いと勘違いしたくないように、虫垂は切ってくれた模様。盲腸には一生ならない、とのこと。
24時15分
少し麻酔が冷めて泣いているコッコ2が病室に運ばれて来る。頭を撫でてあげると、スヤスヤ寝た。
以上。
本当に長い長い1日でした。一歩遅かったら、腸が壊死して死んでいるところでした。転院先の先生に、ひたすら感謝の限りです。
外科の先生が、仰るには、やっぱり内科で分かることと、外科じゃないと分からないことがあって。24時間、コッコ2と旅したけど、発見は本当に難しいんだろうなーと痛感しました。マンガやドラマの様にはいきませんな…。
そして、腸の怖いところは、術後の癒着だそうで、1週間後、1ヶ月後、半年後と要経過観察とのこと。正直、入院がどの位続くのかが分からず、少々、ビビっております。
しかし、まあ、なるようになれですね。
生きてれば丸儲け。本当にその通りと思いました。